液晶プロジェクターのテスト使用に関する報告。

 28、29日ZC会場での一般講演では、OHPによる発表 25件、液晶プロジェクターによる発表 14件、取り消し 2件がありました。学会側の連絡ミスで、液晶プロジェクターの設置が講演開始後に行われるというトラブルはありましたが、液晶プロジェクターによる講演件数がそれ程多くなかったこともあり、比較的スムースに進行できたのではないかと思います。
 細かいことですが、液晶プロジェクターを用いた講演に関し気づいたことをまとめました。

(1)OHPもそうですが、一度電源が切れると立ち上がりに時間がかかります。特に、今回使用した液晶プロジェクターは、入力信号が一定時間以上ないと自動的に電源が切れる仕様になっていたようです。 このような機能を無効にするか、常にモニターケーブルをつないでおく必要があります。

(2)(1)に関連し、OHP講演の間も液晶プロジェクターにコンピューターをつないでおかなければならない場合や、ひとつのコンピューターを複数の講演で使用する場合、コンピューター用の電源も必要になります。今回、学会が用意したのは液晶プロジェクター用の電源コードのみであり、コンピューターの電源には持参したOAタップを使用しました。コンピューターの電源も学会で考慮して頂きたいと思います。

(3)手間取ったケースとして、講演待ちの間にコンピューターの省電力機能が働き電源オフの状態であることに気づかず、講演開始後にコンピューターを再起動しなければならなかった場合がありました。コンピューターの省電力機能をオフにする必要があると思いました。

(4)講演順番がきてからケーブルを接続しようとして時間のかかった場合もありました。講演開始前に余裕を持ってケーブルを接続する必要があります。前の講演も液晶プロジェクターの場合には、やはり、CRT切り替え器が有効であると思われます。

(5)メディアのみを持参された方には、休憩時間等を利用して、用意してあるコンピューターのハードディスクにコピーをし、正常に動作するかどうか確認してから講演に臨んで頂きましたので、大きなトラブルはありませんでした。液晶プロジェクターを用いた講演をスムースに行うためには、色々な事態を想定し、事前の準備を万全にすることが重要です。
 なお、発表用にハードディスクにコピーされたファイルは全て削除いたしました。